胃腸

急性胃腸炎は子供から大人までかかり、激しい腹痛や下痢、また嘔吐を繰り返す病気です。

嘔吐と下痢の症状が一気に来ると特に辛く、いつまで続くの!?と心が折れそうにもなるもの。

急性胃腸炎は一般的にはどのくらいで回復するものなのでしょうか?

そこで今回は急性胃腸炎になった時に完治までどのくらいかかるか、また登園、登校などはいつからにすべきかなど見ていきます。

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急性胃腸炎、どのくらいで治るもの?

潜伏期

急性胃腸炎ははまず潜伏期間というのがあります。

例えば夏に多いO–157の場合は4日から8日程度で、冬に流行するものでいうと生カキなどから感染して起きるノロウイルスは1、2日くらい、飲食物から感染して起きるロタウイルスは1日から3日ほどだと言われています。

そして症状として現れると今度は一気に吐き気や嘔吐に襲われます。

急性胃腸炎の場合、本当に突然症状がくるので驚いてしまうかもしれませんが、吐いたり下痢をするのは体から病原菌を出そうとする防御反応です。

薬で無理に止めるよりは、辛いですが出しきるのが一番でしょう。

ただ出し切るといってもいつになったら治るのか分からなければ、精神的にも肉体的にもかなりこたえますよね。

急性胃腸炎の場合、症状が治まるのは大体軽くて1日から3日

重いと1週間と言われています。

その人の年齢などでも重症化するリスクに違いはあり、例えば小さな赤ちゃんの場合に脱水症状などに発展すればそれこそ深刻です。

ただ症状がきついからということで下痢止めや吐き気どめの薬を服用するのはNG。

かえってウイルスや細菌を体にとどめ、逆効果になってしまいますから気をつけてください。

そして急性胃腸炎というとウイルスや細菌が主な原因である一方、過度のストレスで急性胃腸炎になる場合もあります。

この場合、もっと長い間症状に苦しめられるケースもあり中には入院に至るケースもあると言います。

というのも特効薬がない上にストレスを取り除くのはなかなか難しいもの。

1日や2日でどうにかならないというわけです。

この場合、カウンセリングなどを受けながら、少しずつ回復するように働きかけるのが大切なのです。

 

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登園や登校はいつから?

子供の急性胃腸炎

子供の急性胃腸炎の場合、保育園などでは出席停止となります。

そして下痢、嘔吐が消失した後で登園、登校は可能です。

普通の胃腸炎なら大体1日から3日で症状も治ることが多いですから、その期間はお休みとなります。

ただ症状の重さは人それぞれなので医師の判断に従うのが大切です。

また出席は可能になっても特にノロウイルスのように感染力が高いものであれば、症状が治まった後もまだまだ便にウイルスが残っています

十分感染の原因になるのでしっかりと手洗いうがいを心がけ、注意する必要があるでしょう。

ちなみにですが、急性胃腸炎の生徒があまりに多く、集団感染のリスクが非常に高いと判断された場合に学級閉鎖や学年閉鎖になる場合もあります。

その判断は、各市町村に委ねられます。

例えば生徒の3分の1が欠席の場合などといった決まりを設けていることがほとんどでしょう。

またストレス性の急性胃腸炎の場合、もちろん感染する恐れがないので登園や登校が禁止にはなりません。

ただゆっくり休んで体をいたわった方が良いかもしれませんね。

まとめ

子供の出席停止についてまとめましたが、大人がかかった場合、職場によっては通勤が禁止される場合があります。

感染力が高いので他の社員にうつって流行し、仕事が滞ることだけは避けたいもの…

病気で休むのは申し訳ないと思うかもしれませんが、周囲に感染を広げないことの方が大切かもしれませんよ。

その場合には診断書などの提出が求められることもあるようです。

たかが胃腸炎と思わず、家族みんなでウイルスなどを持ち込まないためにも予防に努めたいですね。