40代 だるい

40代だるさを感じる人が増えています。

私も初めてだるさを感じたのが40代でした。

胃の調子が悪くなってタバコを止めたのも、お酒の量が減り始めたのも40代の時です。

四十肩もぎっくり腰も40代でした。

私の母が喘息を患って入院したのも40代でした。

自分の周りを見ても本当に40代に何かの異変を起こしている人が非常に多いです。

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40代はそろそろ折り返し点

40代といえばそろそろ折り返し点ともいえる年代ですから、体にも異変が起きてくるのも当然のことかもしれません。

ところが私は50代になるとお酒の量は減ってはきているものの、胃の調子も悪くなく、五十肩やぎっくり腰も経験していません。

これも40代での苦い経験によって50代になっても予防できているものと自負しています。

四十代は殆どの人が自分はまだ若いと思っているようですからついつい異変を見逃してしまうんでしょうね。

まずは定期健診などで体に異常が無いのか調べてもらい、異常があればその部分の治療に専念し、無ければ他の要因を特定しなければなりません。

いずれにしても人は心と身体が健康でいられることが基本で、これらに不調をきたすことで「だるさ」を感じるといいます。

40代での不調で最も多いのが更年期障害

四十代でこれと言って身体には異常が無いのに、とにかくだるいと感じるのに最も多いのが更年期障害と言われています。

と言うのは症状がその人の体質で変わってくるからです。

冒頭でも書いていますが、私の母が喘息で入院したときに主治医から教えてもらったのが、「基本的に今患っている喘息は更年期障害」と言われたんです。

というのは、母が幼少のころ気管支炎を患って肺炎寸前になったことがあり、これが原因で呼吸器系が弱くなっていたんだそうです。

つまり更年期障害と言うのは身体の弱いところに現れるというのです。

これは更年期特有のホルモンバランスが崩れることから起こるとされています。

女性の更年期障害は女性ホルモンである
エストロゲンプロゲステロンの分泌が激減することで起こるとされ、それが四十代で更年期障害が強く現れることが多いです。

女性の更年期障害で最も多い症状が、月経不順をはじめ、ほてり、のぼせ、大量の汗で、精神面では気分の変動、不眠、集中力の低下、うつに対すつ過敏症があり、その中に「だるさ」という症状があるのです。

なので四十代でだるさを感じるのは更年期障害である可能性がもっとも高いと言えます。

更年期障害が重症になると私の母のように喘息で苦しむ結果になるんだそうです。

 

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男性にも更年期障害がある

更年期障害は女性特有のものと考えがちですが、男性にも少なからず起こることがあります。

ただ女性の更年期障害は女性ホルモンの分泌が激減することに対して、男性の更年期障害は男性ホルモンであるテストステロンの分泌が激減することが原因で起こります。

テストステロンは二十代が最も高く、中高年になるにつれて徐々に減少していきます。

ただし、テストステロンの数値は個人差が大きく、80代でも30代並みのテストステロン値を保っている人もいたり、逆に40代でも70代のるようでテストステロン値しかない人もいるとされています。

症状としては「うつ」になることが多いといった報告もあり、またそのような人は内臓脂肪が増える傾向にあるとされています。

つまりメタボはテストステロンの減少から起こるとされています。

なので40代の男性でだるいといった症状があり、内臓脂肪が増えてきた人は更年期障害の可能性があります。

更年期障害の治療方法

女性の更年期障害の治療法に女性ホルモンを補充する治療法がありますが、ステロイド骨格の物質なので副作用として発がんというリスクがあるようです。

しかし最近の女性ホルモンを補充する治療ではこうした発がんリスクは心配ないように改良されているようで検討してみる価値はあります。

とはいえ自然に減っているものを無理やり補充するのはやはりどこかにしわ寄せが来るのではと懸念している専門家も居ます。

なので自ら女性ホルモンが減少しても症状が出ないようにすることが最もリスクの少ない治療法と言えます。

それが交感神経の緊張を和らげることです。

というのは更年期障害になる人はストレスがあるからです。

つまり、ストレスは交感神経を優位にさせるので様々な更年期障害の症状が現れるといいます。

ただし、これは30~40代では更年期障害とは呼ばず、自律神経失調症とといわれているようです。

体を温めるのが良い治療法

低体温を改善する方法にも書いてある通り、体温が低いと様々な病気にかかりやすいと言われています。

体温が低いと様々な臓器が機能低下に陥るからです。

更年期障害もその一つと考えられ、体温を上げることで交感神経の緊張を和らぎ、症状を抑えることができるそうです。

加えて体内時計が狂うと何故だるいの?にも書いてある通り、日ごろの生活を見直して自律神経のバランスを整えてやることが最優先課題と思います。

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