眠りたいのになかなか眠れないと悩んでいる人って案外多いです。
しかも寝よう寝ようと頑張っても、そういう時余計に眠れなくなるのが問題で、身体は疲れているのにどんどん睡眠不足が重なり、疲れとストレスだけが溜まっていってしまうことがあります。
不眠を解消するためにはいろんな方法があり、例えば日中の過ごし方から寝る前の習慣の改善、寝る時の環境づくりなどが挙げられますが、それでもどうしても眠れずに日常生活に支障が出てしまうほど深刻な場合は、薬に頼る必要が出てくることも…
そこで頼みの綱となるのが睡眠薬。
今回は睡眠薬の種類とまた強さのついて見ていきます。
あわせて読みたい:睡眠薬の副作用にだるさを感じるって本当なの?
睡眠薬の種類とは?効果や持続性など
まず睡眠薬は二つの方法で大まかに分けることができます。
持続性
超短時間型、短時間型、中時間型、長時間型があります。
このうち超短時間型は代表的なものがロゼレムやマイスリーなどで服用して30分以内には効果が現れるというのが特徴です。
一度寝て仕舞えば良いが、寝付くのに時間がかかるという人はこのタイプの薬がオススメです。
短時間型
効果が6時間から10時間ほど持続するので夜中に何度も目が覚めしまうという人にはこちらのタイプです。
デパスやリスミーなどがこのタイプにあたります。
中時間型
翌朝まで効果が続くタイプですが、朝まで薬の効果が続くことがあり、スッキリと目覚められない場合もあるので注意が必要です。
ネルボンやベンザリンなどがあります。
長時間型
ダルメートやドラールがあります。
効果持続は24時間以上ですからかなり長い時間深く眠ることができます。
ただ単に眠れない人用というよりは、うつ病患者などに対して抗不安薬として処方されます。
強さ
これはタイプで異なり、1番強いのはベゲタミンをはじめとするバルビツール酸系。
麻酔薬のような作用があり安全性が低く使われる機会が最近では減っているようです。
ハルシオン、レンドルミンなどのベンゾジアゼピン系
効き目が強いので重度の睡眠障害の患者さんには処方されています。
マイスリーなどの非ベンゾジアゼピン系やベルソムラなどのオレキシン受容体作動薬
副作用が少ないのが特徴です。
特にオレキシン受容体拮抗薬は2014年に販売されて以来期待されており、今後メインの睡眠薬としての役割を担う可能性があるものです。
最後に効果が弱いですが最初に処方されることの多いロゼレムなどのメラトニン受容体作動薬があります。
ちなみに種類ごとの強さに加え、服用する量でも効果は変わってきます。
ただ睡眠薬は量が増えれば増えるほど副作用も依存性も強くなることで知られています。
できるだけ少ない量を服用するようにするというのが大切です。
またただ効果が強いといってその人に合うかというとそれは違います。
自分の睡眠における悩みがどのようなものかで服用にベストな薬は異なることを知っておいてください。
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市販の睡眠薬は効果あるの?
睡眠に関して悩みを抱えていても、病院に行くのは面倒・・・
そんな時は市販薬を頼りたくなるもの。
しかし市販の睡眠薬って効果はあるのか気になるところですよね。
結論から言うと効果は処方薬に比べ確実に低くなっています。
というのも処方薬が脳に作用し眠らせる効果があるのに対し、市販薬にはその効果はありません。
ですから睡眠に導く力は弱いというわけです。
また効果が感じられないことが多いのにはもう一つ理由があり、不眠には寝つきが悪い入眠障害や途中で目覚める中途覚醒など一口に言っても種類が異なる上に、うつなどの病気からきている不眠もあったりと本当に様々です。
そのため市販薬では自分に本当にあった薬かどうかはわからないわけです。
しかも市販薬の方がすぐに耐性が形成されるので薬の効き目が悪くなりやすいとも言われています。
一時的な睡眠不足には良いですが、生活に支障をきたすほど眠れない人はやはり一度受診をして処方薬を服用する方が良いでしょう。
どうしても受診が嫌というのなら、市販されている快眠サプリを試してみるのも一つの方法です。
当ブログで紹介している北の大地の夢しずくのようなサプリも評判良いですよ♪
まとめ
眠れないと肉体的にも精神的にも辛いですよね。
できるだけ薬は頼らないようにと思っていても、場合によっては薬に頼った方が体のためには良い場合もあります。
無理は禁物ですから、悩んだら専門医に相談することをオススメします。