慢性的に疲れている
寝ても寝ても疲れが取れない
休日ずっと家にいても疲れが取れない
こんなこと感じていませんか?
実はこれ、疲れているのは身体ではなく脳かもしれないですよ!
「すべての疲労は脳が原因」の著者である東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身氏が本の中で脳の疲労について語っています。
梶本修身氏といえば、疲労の研究においては世界でもトップクラスの水準となっている日本で最先端の研究・開発を続けているんだそうです。
梶本氏によれば、身体に負荷をかけても疲れるのは筋肉や内臓ではなくて、脳にある自律神経の中枢が疲れるとのこと。
つまりいくら睡眠や休息で身体を休めても脳が疲れていると回復は出来ないということです。
特に40代を過ぎると自律神経の機能も低下してくるので、疲れが取れないのはこのためみたいです。
これでは50代の私が仕事の疲れを取ろうといくら休んでもいくら寝ても疲れが取れないわけですね。
そんな状態を放置しておくと脳の疲労が溜まって肥満や生活習慣病やうつ病などの精神疾患になることもあるとか。
そこで、私も思うところがあったので脳疲労について調べてみました。
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脳疲労の症状
脳の疲労とは精神的なストレスや情報を詰め込み過ぎたりしてオーバーフローしてコントロールできない状態のことをいいます。
眠りが浅い
イライラする
何もやる気が起きない
肩こりや腰痛が酷い
集中力や理解力、思考力が低下した
物事を考えるのが億劫になった
記憶力や判断力が低下した。
他
こういった症状が見られるときには脳が疲れている可能性があります。
もしこういった症状があるときが脳疲労であるということに気がつかないと、脳が疲れているのでいつまでたっても解消しないことになります。
この状態を放置しておくと脳が疲れている人は味が濃いものを摂りがちになりメタボや糖尿病などの生活習慣病になる危険性が高くなります。
また、脳が疲れている人は味覚を含めた五感に異常をきたすだけでなく、思考や感情面も不安定になりがちでうつ病などの精神疾患に至ることもあります。
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脳疲労の原因
現代人を取り巻く環境は、情報を提供する技術の発達とともに急激に多くの情報を目に耳にするようになりました。
一昔前ならテレビに新聞、本などから情報を収集していましたよね。
ところが今はどうでしょうか?
テレビや新聞、本だけでなく、パソコンやスマホなどがこれに加わりました。
その結果情報過多になるため、それについて行くにはそれ相応の記憶力や適応力が必要になります。
例えていえば、パソコンのメモリーの容量やCPUの演算能力が、入力した膨大なデータを記憶して処理できるかにかかっているということです。
もしパソコンのスペックが低くてデータを処理しきれないとどうなるでしょうか?
そうです、いつまでたっても処理しきれなくなり、ついには再起動することもありますよね。
脳疲労は情報過多によりこれと同じことが脳内で起こっているので、脳を休ませてあげないといけません。
脳疲労の回復には血流の増加が基本
脳の疲労回復は脳細胞に十分な栄養と酸素を供給してやることが重要です。
脳科学の研究によれば、20分間の筋力トレーニングで大脳皮質が活性化できることが確認されています。
脳疲労の回復方法には一時的に回復する簡単な方法として、コーヒーや栄養ドリンクなどで脳を覚醒させたり、タバコやアルコール、チョコレートなどで脳の疲労を麻痺させる方法があります。
しかしあくまでも一時的な方法でありいつかは効果が薄れてきますから、持続的な方法で脳疲労を回復させることの方が良いでしょう。
それには次のような方法があります。
軽い運動で脳疲労を回復
運動というと疲れてしまうイメージがありますが、ウォーキングやジョギングなどの軽い運動は血流を良くして脳細胞に酸素が供給されるために脳内物質の分泌が盛んになり記憶力や認知力が向上することも分かっています。
また軽い運動を習慣化することで脳の働きを強化することにもなるので疲れにくい脳にすることが可能になります。
ただし、激しい運動は脳の酸素を消費させたり、活性酸素を発生させることにもなり脳の血管を傷つけることにもなるので、あくまでも軽い運動に留めておく必要があります。
マインドフルネスで脳疲労を回復
近年脳疲労を回復させる方法として注目されているのが「マインドフルネス」と呼ばれる瞑想法です。
よく日本で昔から伝わる「座禅」がこれに相当して、短時間で頭がスッキリするとか、ストレスが軽減する、集中力が増すなどの効果があるとされています。
ある企業も仕事中に取り入れていてけっこう効果が出ているといいます。
マインドスルネスに関してはこれまで何度かテレビで紹介されてきましたが、それぞれやり方が違っているので自分に合いそうなものを選ぶ必要があります。
複数の人が本を出版しているので、詳しいやり方はアマゾンで探してみてはいかがでしょうか。