アルファ波が質の良い睡眠に大きく関係していることは朝すっきり目覚める方法で少しだけ触れましたが、ここではもっと詳しく見ていきましょう。
人は眠っている時にレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返していますが、レム睡眠は浅い眠りで眠っていても脳が活発に動いている状態で、このときによく夢を見ます。
一方ノンレム睡眠は深い眠りでレム睡眠とは反対に全ての思考活動が止まり熟睡状態になっています。
この中でアルファ波を発するのがレム睡眠の時です。
あわせて読みたい:質の良い睡眠の定義とは
アルファ波は集中の脳波
アルファ波はリラックスしている時に脳が活発に動いている状態の時に発生する脳波で、別名「リラックス脳波」「集中の脳波」と呼ばれています。
実はこのアルファ波がレム睡眠の最中に出ていることが生物にとっては最も重要と言われています。
つまり私達人間も「アルファ波睡眠」が実践できていれば質の良い睡眠が出来て疲れが消えさると言われているのです。
というのは、アルファ波睡眠の間に脳に溜まったストレスが解放され疲れが取れるからです。
アルファ波睡眠の回数や時間が睡眠の質を左右
こうして浅い眠りのレム睡眠の時にアルファ波が出ている時が質の良い睡眠になるわけですが、ただ出ていれば良いというものではなく、回数と時間に大きく影響されます。
つまり、長時間寝ても疲れが取れないという人はこうしたアルファ波が出ている回数や時間が不足しているものと思われます。
これを解決して質のいい睡眠にするのが“脳を満足させること”と言われています。
スポンサーリンク
眠りにつくとき脳を満足させるとアルファ波が出やすい
アルファ波は寝付くときに脳が満足している状態が最も出やすいと言われています。
つまり自分で脳に都合のいいように思いこませるのです。
良いことがあった時にはそのことを思いながら、嫌なことがあってもそのことは忘れて良いことだけを思い込ませるのです。
そんな都合のいいことが出来るの?って思うかもしれませんが、意外と人の脳って騙され易いんですよ。
よく錯覚を応用した「だまし絵」ってありますよね。
真上から見るとわけのわからない絵が斜めから見るととんでもない絵に見えてしまうという絵です。
また能面を回転させると裏を見ているのに表に見えたりしますよね。
これなんかは脳が完全に騙されているんですよ。
なので脳に思い込ませるなんてことは意外と簡単に出来るのです。
またどうしても忘れられない嫌なことがあっても、考え方を変えて自分が成長できるいい機会だと思い込ませるのです。
私も一時ショッキングな出来事があって夜も満足に寝られない状態になり鬱気味になりましたが、このことを知ってから寝る前には楽しいことだけを思いながら寝るようにしたら睡眠の質が良くなり快方に向かいました。
アルファ波睡眠が良いアイデアを生む
アルファ波睡眠は質のいい睡眠が出来るだけでなく、良いアイデアも浮かび易いと言われています。
よく発明家なんかは枕元にメモ帳を置いといて、夢でひらめいたことをメモして発明に繋がっているといいますよね。
これなんかはレム睡眠の最中にアルファ波がバンバン出ているということです。
グッスリ眠れて良いアイデアがひらめいたら健康的なだけでなく仕事も大成功を収めることが出来るかもしれませんよ。
あわせて読みたい:質の良い睡眠が出来る環境と寝具