テレビの健康情報番組「みんなの家庭の医学」で放送されていた「免疫力を高める方法」をご覧になりましたか?

免疫力が低下したなと感じたら毎日20分間あることをするだけで免疫力がアップするという内容でした。

私も50歳を過ぎたあたりから抵抗力が弱まり、すぐに風邪をひくようになってしまったことから、これは見逃せないとばかりに非常に興味深く見ていました。

その方法は非常に簡単なもので、「えっ、これだけ」という誰でも続けられる方法だったんです。

しかもお金もかからないとなれば、これはやらない手は無いですよね。

早速私もその方法を試してみようと今後毎日の日課にでもしようかと思っています。

そこで、「免疫力のアップ法」をまとめてみました。

あわせて読みたい:体のだるさと免疫力の低下

 

スポンサーリンク

免疫力とは病気やウィルスから体を守る力

「免疫力」という言葉を良く耳にするようになりましたが、その根本的なことを理解していない人も多いようです。

そもそも免疫力とは簡単に言えば体内に侵入してきた細菌やウィルスなどの外敵から身を守る力のことで、動物が何万年という長い年月をかけて構築してきた防衛本能といっていいでしょう。

体内では侵入してきたウィルスや細菌を監視して有害と判断されれば攻撃して排除し、また癌細胞などの細胞分裂の段階でミスコピーが見つかれば攻撃して排除してくれる、非常に心強い存在なのです。

つまり私たちの体を守ってくれるボディガードのようなものですね。

免疫力はNK細胞の働き次第

免疫力は免疫細胞が常に体内をパトロールして監視しては外敵を見つけ攻撃してくれる能力のこといいますが、中でもナチュラルキラー細胞、通称「NK細胞」と呼ばれる免疫細胞が重要な働きをするのです。

NK細胞は細菌やウィルスはもちろん、あの恐ろしい「癌細胞」までも攻撃してくれるのです。

そもそも体内では誰でも毎日癌細胞が発生しているとされ、健康な人ならこの癌細胞をNK細胞が見つけては排除してくれるのですが、いったん免疫力が低下しているとNK細胞の働きが弱り癌細胞の増殖を許してしまうといいます。

高齢になると癌にかかりやすいのは免疫力が低下するからです。高齢になると体温が下がり、基礎代謝も低下してくるので免疫力が低下するのも仕方な無いことかもしれません。

しかし、番組内で紹介していた「免疫力のアップ法」というのがそれをカバーしてくれるんですよ。

免疫力アップのカギはNK細胞を目覚めさせる

リンパ液は体内の至るところを巡っていて、その働きとは体内の不要な物を排泄したり余った液を回収したり、そして今回のテーマ「免疫機能」です。

リンパ液は年齢を重ねるごとに滞るようになり、リンパ節に留まってしまうようになりこれが原因となり免疫機能も低下してしまうといいます。

また、リンパ液は立ったり座ったりしていると重力の影響で下半身に溜まるようになりこれも免疫機能の低下要因になっているとのこと。

つまり、リンパの流れを良くしてやれば免疫機能も上がってくるのではないかというのが「免疫力のアップ法」の考え方なのです。

それが食後、約2時間後に20分間横になって深呼吸をするだけだというのです。

これがリンパ節に留まっていたNK細胞を起こして全身に送り出す効果があるとのこと。

 

 

スポンサーリンク

 

昼食後2時間後に仰向けに寝て深呼吸

何故横になるのかというと、横になることによって下半身に溜まったリンパ液が全身に流れるようになるからだそうです。

またこれに加えて深呼吸をすることでよりいっそうリンパ液の流れが良くなるとのこと。

深呼吸は1分間に3回の腹式呼吸で、鼻で吸って口から往復20秒かけてゆっくりと吐くことがポイント。

このときお腹に手を当てて空気を吸っている時にお腹が膨らみ、はいている時に凹むことを確認しながら呼吸するとやりやすいそうです。

リンパ液が流れる管には「乳び槽」と呼ばれる部分があり、足や腸からのリンパを溜めこむタンクのような場所で、リンパ液が溜まると膨らむために腹式呼吸で圧力をかけて全身にリンパ液を送り出すためとされています。

特に腸からのリンパ液が流れることが重要で、その理由は腸は食べた物や外気に触れる唯一の場所で、それだけ他の部分よりもより多くの外敵と戦うために免疫細胞が鍛えられているからだそうです。

何故食後約2時間後なのかというと、食べた物に含まれる脂肪分を含む大量のリンパ液が乳び槽に溜まるため、乳び槽が最も膨らむ時間帯が食後約2時間後だからです。

入浴で免疫細胞を活性化させる

横になっての腹式呼吸でリンパ液の流れをよくしてNK細胞を目覚めさせることに加えて、入浴でさらにNK細胞を活性化させることができるといいます。

入浴で深部体温を1度上げることで免疫細胞が活性化するといわれ、仰向けでの深呼吸で目覚めたNK細胞がさらに元気になってくれるといいます。

番組内で3人の被験者のNK活性検査ではその値が見事に上昇してこの方法が有効であることを証明してくれました。

それもたった4日で結果が出たことから、長期間やればかなり高い効果が見込めるのではないでしょうか。

20分間仰向けになって深呼吸をするだけで健康になれるならお安いご用ですよね。

ただ、実際にやってみると20分ってけっこう長いんですよね~

気の短い人やせっかちな人は難しいかもしれませんね。

それと忙しいサラリーマンには時間的に無理があるかもしれませんね。

でも工夫次第で時間を作ることもできるかもしれないし、週に1,2度でも効果があるかもしれないので試して損は無いでしょう。