一口に体がだるいといっても人によっては感じ方が様々で、物事の捉え方の違いでも大きく変わってくるといいます。
また、だるさが一時的なものなのか、長年にかけてなのかでも感じ方は違うはずです。
「だるい」は大きく分けて2つのタイプがあると言われていますが、それは自律神経によるものといわれています。
自律神経は交感神経と副交感神経がバランスをとって健康を維持しているもので、どちらかが優位になるとバランスを崩して体のどこかに異常をきたすと言われています。
つまり交感神経が優位になるだるさと副交感神経が優位になるだるさに違いがあるといいます。
ここでは2つのタイプ別に「だるい」症状に関してまとめてみました。
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交感神経が優位になるだるさ
交感神経が優位になると血圧が上がり活動的になります。
ひごろから活動的でよく動くひとは交感神経が優位になるタイプといわれ、自分では気づかないうちに「だるい」を引きよせているといえます。
筋肉質で活発な人に多く、見るからにギラギラしています。
こんなタイプってスポーツ選手に多く見られますよね。
特に男性が多いのですが、最近では女性でも多くなったそうです。
このタイプの人は気が短い人が多く、食事や入浴も短時間で済ませ、いつもイライラしていたりピリピリした不安が多いといいます。
こういう人は血圧や血糖値が高い傾向があり、興奮し易いので夜眠れないことも多く、ついつい働き過ぎてしまうので肩や腰に痛みや腫れを感じることも多く、便秘や低体温の傾向が高いそうです。
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副交感神経が優位になるだるさ
副交感神経が優位になるとリラックスし過ぎて体の機能が低下します。
眠たくなる時にも優位になるのが副交感神経です。
このタイプの人はリラックスしすぎて体の機能が低下してしまいためにだるさを感じるといいます。
日ごろじっとしていることが多いので、ちょっと体を動かしただけでだるさや疲れを感じてしまうことが多いようです。
特に女性がこのタイプに多く、力仕事の無い専業主婦に多く見られます。
副交感神経が優位になるタイプの人は血圧が低くて朝が弱く、なかなか起きられなかったりやる気が出ない人に多いようです。
力仕事が苦手で長時間歩くことも苦手な傾向があります。
このような人は筋肉が弱って肩や腰に疲れが溜まり痛みを感じることも多いようです。
また、ちょっと歩いただけで息切れがしたり低体温で下痢をし易いといった傾向があります。
ちなみに私は副交感神経が優位になるだるさを感じるタイプで、全体に弱った感じで力は無く、低体温で下痢をすることも多いです。
なので軽い運動をストレスの感じない程度にすることが必要とのことで毎日30分のウォーキングをしています。
そこそこ自律神経のバランスがとれていると思います。
どちらのタイプも偏り過ぎてはいけない
人は自律神経のバランスが重要ですから交感神経と副交感神経のどちらかが優位になった状態が続き過ぎるとバランスを崩して健康を害します。
簡単な話、無理をし過ぎてもリラックスしすぎてもバランスが崩れてだるさを感じるということです。
自分が交感神経が優位なのか副交感神経が優位なのかのタイプを知ることでバランスを考えるようにしましょう。
そもそも生体リズムは1日25時間の周期になっているものが体内時計でリセットさせることで24時間のリズムを保っているのです。
ここで重要なことは朝起きたら日光を浴びることが重要で、これが自律神経を整えて規則正しい生活ができるといいます。
もちろん寝る時間もなるべく決まった時間にして、起床時間も決めることも大切です。
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