「いくら寝ても疲れが取れない」
「理由は分からないけど妙にだるい」
体がだるい原因で考えられるもの
でもいろいろ書いていますが、体のだるさは感じ方も原因も人それぞれ。
病気など、他に心当たりが無いのに
だるさが取れないという人も多いのではないでしょうか。
これ、ひょっとして目の疲れが原因になっているかもしれませんよ。
実は目の疲れって意外と体全体に影響してくるんだそうです。
特にデスクワークの人はパソコンや書類を
一日中眺めているので目の疲れは顕著ですよね。
そういった人はマメに目の疲れをとる必要があるといいます。
ここでは目の疲れについて考えてみたいと思います。
眼精疲労で血流が悪くなる
眼精疲労とは目のレンズを司る筋肉である「毛様体筋」が疲れて、
目が疲れたり目が痛くなったりといった症状が継続的に現れ、
体に悪影響を及ぼすことをいいます。
パソコンを長時間眺めていることで毛様体が緊張状態になり、
目がかすんだり焦点が合わせづらくなってぼやけたり、
ショボショボしたりなどの症状が起こります。
単なる目の疲れは「眼疲労」と呼んでいますが、
眼精疲労はそれが継続している状態になったのと区別しています。
眼精疲労は殆どが仕事や生活環境が原因で、
環境が変わらない限り自然に治ることはありません。
それどころよけいに症状が悪化することが多いといいます。
眼精疲労が悪化すると肩や首をはじめとする上半身の血流が悪くなり、
体のだるさを訴える人に多い肩こりの症状も現れるようになります。
こういった症状が改善しないと感じたら早めの治療や対策が必要です。
目が疲れていると睡眠の質が落ちる
眼精疲労になると睡眠の質が低下するといいます。
これは目の疲労はダイレクトに脳の疲労に繋がるからで、
体は疲労していないのに脳だけ疲れることで睡眠の質が下がるのです。
目の疲れはその多くがストレスが引き起こす
交感神経の興奮からくるといいます。
交感神経の興奮が原因で体全身の血流が滞り、
その一つとして眼精疲労があると言われています。
何かとストレスが多くなった現代社会、
どうしても交感神経が優位になりがちです。
なので、
眼精疲労は交感神経に傾いた自律神経を副交感神経を
働かせることでバランスを取り戻すことが重要といいます。
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目回し体操で目の疲れをとる
目の疲れをとるのに最も簡単なのが目回し体操です。
いつでもどこでもできるので目が疲れたと感じたらすぐにできますからね。
上下左右を見る形で目を動かしてやります。
また、右回り、左回りにグルグルまわしてみましょう。
ポイントは顔を動かさず正面を向いたまま目だけを動かすことです。
近くに人がいて恥ずかしいと感じたら目を閉じて行ってもかまいません。
遠くを見て目の疲れをとる
眼精疲労は「毛様体筋」が疲れることで起こるものですが、
これには毛様体筋を休ませることが必要です。
こういうのを聞くと眠ればいいのではと考えがちですが、
実はもっと効率よく毛様体筋を休ませる方法があるのです。
それが遠くを見つめることです。
何故かというと、
目のレンズは近くを見るときは厚みが増し、
遠くを見るときには薄くなります。
このときに使われるのが毛様体筋で遠くを見るときに最も
緩んだ状態になり、毛様体筋が休める状態なのです。
パソコン作業をしている場合は1時間に1度5分くらい
遠くを見るだけで目の疲れが取れるといいます。
また、自分の指を目の前の30cmくらいの位置において、
後方の景色にピントを合わせたり指にピントを合わせたりを
交互に行うと毛様体筋がほぐれて近視の予防にも繋がります。
蒸しタオルで温めて目の疲れをとる
目の疲れには目を温めると効果的です。
蒸しタオルをまぶたの上に置いたり、
シャワーをまぶたに数分間当てるのも効果的です。
お湯を入れた湯呑を並べて温めるのも良いでしょう。
薬局に行くと目を温めるホットアイマスクが売られて
いるので目が疲れたら使用してみるのも効果的です。
こうして目の付近の血流を良くすることや
リラックスさせることで目の疲れが取れるといいます。
就寝前にパソコンやテレビを見ない
それには就寝2時間前までにパソコンやテレビを観るのを止めてリラックスすると、
睡眠の質が向上し目の疲れも効率よく取れるといいます。
また静かな音楽を聴いたりするのも睡眠の質を上げると言われていますし、
要は脳が興奮しないように休ませてあげましょうということなんでしょうね。
以上簡単にまとめてみましたが、
いくら対策を講じても目の疲れが取れないという方は、
眼科専門医に診てもらったほうがいいかもしれません。