呼吸が浅い

最近特に忙しくも無いのに疲れが取れなかったり、いつもだるさや眠気に襲われて集中力が低下した気がすることってありませんか?

十分な睡眠やバランスの良い栄養、ストレスの解消など、何をやっても疲れが取れないと感じている方、ひょっとしたら呼吸法に問題があるかもしれませんよ。

呼吸は体内に酸素を補給して全身の細胞に届ける重要な役目を担っています。

その呼吸で十分な酸素が補給出来ていないとしたら・・・

これでは疲れが取れないのもうなずけますよね

ここでは疲れと呼吸について調べてみたことをご紹介します。

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浅い呼吸とは

ひと口に浅い呼吸と言っても様々なイメージがあり、自分の呼吸が浅いのか深いのか判断できませんよね。

これ簡単に判断する方法があります。

それはメジャーを使って呼吸をしてその差を確認するだけです。

まっすぐ立った状態でメジャーをアンダーバストの高さの位置に巻きつけてください。

その後息を吐いた状態で数値を控えておきます。

その後思いっきり空気を吸って最大値になったところの数値を控えます。

その数値が5cm以上であれば深い呼吸が出来ている証拠です。

逆に3cm以下だと浅い呼吸しかできていないことになり対策が必要になります。

3~5cmの間であれば問題ないレベルです。

ちなみに私は3.5cmだったので一安心!(^^)!

また他の方法としては、20秒以上ゆっくりと息を吐いていられるかを測定する方法です。

20秒も持たない場合は呼吸が浅い可能性があります。

呼吸が浅いと疲れやすい

上の自己チェックで呼吸が浅いと判断された方は腹式呼吸はできているでしょうか?

腹式呼吸とは肺の下に位置している横隔膜を上下させることで行う呼吸法で、胸ではなくお腹でしっかり呼吸する方法で自律神経を整えてくれると言われています。

つまり、呼吸の浅い人は横隔膜を使った呼吸法では無く、肩やろっ骨周辺の筋肉を使って呼吸している場合が多いといいます。

このように呼吸が浅いと肩やろっ骨の筋肉が疲労していき肩こりをまねく原因になったりします。

また呼吸が浅いと肺が取り込む酸素の量も少なくなるため全身が酸素不足になってしまいます。

これが疲れやすい身体になってしまうのです。

 

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呼吸が浅くなる原因

呼吸が浅くなるのにはさまざまな原因があります。

自分と照らし合わせて浅い呼吸にならないように心がけましょう。

猫背

猫背になると肋骨で囲まれた籠のような形をした骨格である「胸郭」が下向きになり肺が膨らむのを邪魔してしまいます。

猫背というのは長年にわたってとられてきた姿勢なためすぐには改善することが出来ず、気がつかないうちに呼吸が浅くなってしまうといいます。

さらには猫背になると肺だけでなく他の臓器にも負担がかかり便秘や肩こりの原因にもなったりします。

猫背を予防するにはへその下を凹ませる方法が最も簡単で安全です。

へその下を凹ませることで自然と姿勢が良くなり、無理に背筋を伸ばして背筋を痛めることも無く安全です。

ストレス

ストレスは脳を疲労させて脳幹による呼吸調整が上手くいかなくなり呼吸が浅くなります。

ストレスが溜まると血行が悪くなると言われますが、これは脳幹の呼吸中枢が上手く働かないために呼吸が浅くなるのです。

よく緊張した時やカッとなった時には深呼吸をすると冷静になれると言われますが、これなんかもストレスに対抗する手段なんでしょうね。

また脳は他の臓器に比べて多くの酸素が必要なので、呼吸が浅くなればさらに酸素不足になりさらに脳が疲れてしまいます。

口で呼吸している

深呼吸は鼻から吸って口から出すように指導されますが、これは鼻から吸った方がお腹の奥まで空気を吸い込むことが出来るからです。

また、口呼吸をすると口臭や虫歯の原因になり、何よりも頭が悪そうに見えるので良いことはなにもありません。

日頃から意識して鼻から空気を吸うような呼吸法を心掛けましょう。

腹式呼吸を習慣化する

上記のいずれかが原因となっている可能性が高いです。

呼吸は肺が膨らんだり縮んだりして酸素を取り込むことを目的としていますが、肺を意識するあまり胸を膨らますように意識するのではなく、お腹を膨らませたり凹ませたりするイメージの方が正しい腹式呼吸が出来ます。

最初は違和感があるかもしれませんが、慣れてくれば無意識に腹式呼吸が習慣化します。