テレビを見ていると、やたらアレコレは節制しなければならないと言っている専門家がいますよね。

最近読んだ本に書いてあったんですが、あまり鵜呑みにしないほうが良いみたいなんですよ。

というのは、病気の予防や治療法をめぐってテレビなどで激しい議論になることもあり、本当のところは専門家でも何が正しいのか判断できないそうなんですよ。

実際に数年前までは「卵の食べ過ぎは体に悪い」と言われてきたのが最近になって「卵は積極的に食べるべき」と180度変わってきたし、コレステロールもそんなに気にしなくても良いようなことも言われだしてきました。

ある専門家の話によると、確かに卵には多くのコレステロールが含まれてはいるが、そもそもコレステロールは細胞膜や様々なホルモンを作るために必要な栄養素とされているといいます。

またコレステロールは胆石の元になると言われているのが、卵にはレシチンが多く含まれていてこのレシチンを十分に摂っていればコレステロールが胆石になることは無いと言っているのです。

これでは一体何を信じたらいいのか判らなくなってしまいます。

実験では節制しないほうが長生きした

1974年~1989年の15年間にフィンランドで行った健康管理に関する実験によると、40~45歳の管理職1200人に対して600人に承諾を得たうえで、

定期健診
栄養チェック
タバコ
運動
アルコール・砂糖・塩分摂取

に関して指導の元、抑制に従う様に指導。

一方その他の600人には実験のことを伏せたうえで特に何も指導せずに様子を診たそうです。

すると15年後には健康管理した人に比べて、何もしない600人の方が

心臓血管系の疾病
高血圧
自殺
他の病で死亡

の数が少なかったのです。

つまり節制することの方が健康によくないという実験結果となってしまったのです。

 

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健康に良いという思い込みが危険

人には体質というものがあり、自分は合わなくても他人には合うといったことがいくらでもあります。

たとえばアルコールを上量飲んだだけでも酔っぱらってしまう人もいれば、いくら飲んでもぜんぜん変わらない人まで様々です。

そう考えると健康管理など意味が無いとまでは言いませんが、節制するほど健康でいられるかというとそうでもありません。

たとえばタバコ、アルコール、コレステロール、塩分、砂糖など・・・  

数え上げたらキリが無いほど非常に多くの食べ物や飲み物が取り上げられます。

発癌物質を恐れる必要はない

癌は自分が宣告されれば死を覚悟する恐ろしい病ですよね。

癌が与える恐怖心は格別のものがあります。

そんな恐ろしいめには遭いたくないとばかりに癌に関する情報には誰しも敏感になっています。

「何が癌の原因になるのか」と聞かれると誰でも一つや二つは答えられるでしょう。

しかし、テレビなどで言われている癌の原因と言われていることをあまり鵜呑みにしてはいけないといいます。

権威のある人に言われれば何でもかんでも信じてしまうのも仕方が無いことですが、これがかえって癌を誘発させる要因になっていると指摘します。

確かに様々な実験によって発癌物質が確認されていますが、それは実験レベルの話といいます。

動物実験では非常識なほどの発癌物質を与えて、少しでも発がんが見られればそれは発がん物質であると“レッテル”を貼ってしまうのです。

これを人に当てはめると一生のうちに何トンも食べなければならない量に相当すると言われているのです。

これでは現実的では無いですよね。

つまり発癌物質を少しくらい食べても気にする必要は無いということです。

発癌物質よりも活性酸素の方が怖い

癌の発生メカニズムは癌遺伝子や癌抑制遺伝子の変異によることはすでに明らかになっているそうです。

その事実を考えると発がん物質を控えるよりも活性酸素を心配したほうが良いといいます。

活性酸素とは何か?わかりやすくまとめてみました。に書いていますが、活性酸素は殺菌作用をはじめ、人が生きていくうえで必要な物質ですが、適量を越すと有害物質になってしまいます。

しかし宇宙から降り注いでいる放射線や紫外線が活性酸素を発生させていると言われているんですよね~。

放射線は避けようがないですし、紫外線は骨の生成ではある程度必要ですから、日頃の生活の中でいかに活性酸素を発生させないかを考える必要があります。

喫煙やストレス過多など乱れた生活習慣が活性酸素を発生させていると言われています。

そう考えると日頃から規則正しい、ストレスを溜めない生活をすることが最も長生きできる秘訣なのかもしれませんね。

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