人の癖の中には周りに不快な思いをさせてしまうものもあります。
その代表的な例が貧乏ゆすり。
やっている本人は無意識ですが、見ている人は気になってイライラしてしまいますよね。
この貧乏ゆすり、子供の頃に親から「やめなさい!」と注意を受けた経験、誰しもあるかもしれません。
しかし大人になってもなかなか止めることができずに悩んでいる人も多いようです。
やめたいのにやめられない…
もしかして貧乏ゆすりって病気なの?
そんな疑問を今回は探っていきましょう。
貧乏ゆすりは病気の一種なのか?
貧乏ゆすりとは一体なんなのか・・・
例えば座っている時に足など身体の一部を小刻みに揺らす行為のことです。
病気とまでは言えず、誰でもやってしまう行動の一種なのですが、中にはやめようと思っているのにやってしまうほど癖になっている人もいるようですね。
貧乏ゆすりは周囲に与える印象もよくないですから、できれば人前ではひかえたいもの。
しかし単なる癖だと思って甘く見てしまわないほうがよい場合もあります。
貧乏ゆすりはうつ病の症状?
というのも貧乏ゆすり自体が病気ではないものの、身体の不調を示すサインであるとも言われているからです。
その一つが精神的なストレスで、うつ病の兆候の一種としても知られています。
確かにうつ病とまではいかなくても貧乏ゆすりをしてしまう時は何かしらのストレスを抱えていることが多いですよね。
実際ちゃんと根拠もあって、人がイライラした時などは脳の働きは弱くなります。
そのため足の動きを止めておくことができずに貧乏ゆすりをしてしまうわけです。
また長時間同じ体勢などでいて何もしないと、人は精神的に不安になるとも言われています。
その不安を取り除こうと身体が無意識に運動をしようと働きかけているともとれるでしょう。
最近急に貧乏ゆすりをしている時間が多いと気づいたら心の不調を示すサインかもしれません。
ストレスを発散したり、あるいはカウンセリングなどにいくなどして見るのも一つの手です。
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血流が悪いことも考えられる
例えば長時間のフライトなどで座りっぱなしの時には注意が必要です。
もしかするとその貧乏ゆすりが、エコノミー症候群の兆候の一つかもしれないからです。
エコノミー症候群とは血が滞ることで足の血管に血栓ができ、最悪死にも至る怖い病気です。
貧乏ゆすりが起きた際に、同じ体勢でいることに気づいたら足先を動かしたりして少しでも血流が良くなるよう促して見てください。
病気を治す効果まで?貧乏ゆすりの驚きのメリット
貧乏ゆすりは世界共通でマイナスイメージの強いものですが、実は最近の研究で変形性股関節症というの病気を治す効果があるということがわかりました。
この変形性股関節症は骨盤の軟骨がなくなることで骨同士が擦れ、痛みが起きる病気でひどいと歩けなくなるケースもあります。
どうして貧乏ゆすりが治療に効果があるのかというと、関節を断続的に動かすために軟骨を作るための栄養ができそれによって不可能と言われていた軟骨の再生が実現するのではないのかと言われているわけです。
実際、この病気の人が貧乏ゆすりを自発的に始めたところ大きな割合で効果が見られたようです。
これには私も同じような体験がありまして・・・
3年ほど前から膝関節に痛みを感じてたんですが、どういうわけか花粉症で外に出られない時期だけに痛みを感じていたんです。
花粉の季節が過ぎれば知らない間に痛みも無くなっていたんですが、おそらくウォーキングをしている時期は関節の痛みも無くなるのではないかと思い始めたんです。
それ以降毎年花粉の時期にウォーキングが出来ない時期になると決まって膝関節が痛くなることに気が付きました。
その結果貧乏ゆすりもウォーキングも膝に何らかの影響を与えて軟骨が再生されるのではないかと個人的に結論付けています。
ただしまだ変形性股関節症と貧乏ゆすりの関係性については研究段階だそうです。
病院によって意見も異なるので、かかりつけの医師の方針に従って行うようにしましょう。
まとめ
貧乏ゆすりという行為自体は病気でもなんでもないのですが、貧乏ゆすりをやめたいのにやめられないという場合には何かしらの理由があるのかもしれません。
単なる癖、もしくは性格と思わずに少し自分を見つめ直すきっかけにして見てください。
また貧乏ゆすりをしている人を見かけた時は毛嫌いしすぎずに、今回あげたような原因もあることを教えてあげたいですね。