女性の間で美容効果が高いと評判のコラーゲンですが、エステでも直接体内に注入させることで美肌効果を謳っているところもありますよね。
またコラーゲンを使用したサプリメントもいくつか売られていて人気になっています。
またコラーゲンは美容だけでなく関節炎の解消など健康効果も注目されてきました。
ただ、数年前までコラーゲンの経口摂取は美容健康効果が無いと言われていましたが、最近の研究でコラーゲンの経口摂取は美容健康効果があることが確認されたんだそうです。
簡単に言うとコラーゲンの経口摂取で自らコラーゲンを作るように脳から指令が出て細胞に働きかけ、コラーゲンが生成されるんだそうです。
しかもこのコラーゲンは老化を遅らせる働きもあるとかで、美肌に敏感な女性にとっていつまでもプルプル肌を保つことも可能に出来るのではと話題になっているそうです。
コラーゲン自身も20歳から老化が始まる
人の細胞は全部で60兆個もあると言われていますが、古くなったり傷付いた細胞は死滅してまた新しい細胞に生まれ変わる新陳代謝を繰り返していることはよく知られています。
コラーゲンも同様で基本的には破壊されては新しく生まれ変わるといった新陳代謝を繰り返しています。
ただし、代謝スピードは年齢を重ねるごとに遅くなっていきます。
つまり年齢を重ねるごとにコラーゲン全体の量は変わらなくても新しいコラーゲンの割合が減少してしまうのです。
ようするにコラーゲンも老化してしまうのです。
コラーゲンが老化するので皮膚の弾力も無くなり関節の動きも悪くなります。
高齢者にシワが多く、関節炎に悩む人が多いのはそのためです。
ちなみに年齢別の新たなコラーゲン生産量は20歳の時を100とすると、40歳には70、60歳になると30、80歳を超えると20以下に減ってしまいます。
コラーゲンが老化すると関節症に
コラーゲンはたんぱく質の一種で、皮膚や骨、腱、軟骨、血管などにも多く含まれ、体重の16%を占めるたんぱく質の3割もコラーゲンが占めると言われています。
高齢者特有の病に変形性膝関節症がありますが、これは膝関節の軟骨がすり減って骨同士がぶつかって炎症を起こすもので、これもコラーゲンの老化も原因の一つです。
また骨の成分比率でもコラーゲンが半分の割合となっていて、高齢になると骨折し易くなるのもコラーゲンの老化です。
ただカルシウムを摂れば骨折の予防ができると考えるのは誤りです。
判りやすく建築物で例えると、鉄筋コンクリートの鉄筋がコラーゲンでコンクリートがカルシウムとなります。
鉄筋が錆び付いてくるとコンクリートに圧力がかかりしだいに脆くなってきますよね。
つまりコラーゲンが老化してくると骨の弾力が無くなってきて折れやすくなってしまうのです。
なので骨折を予防するにはカルシウムとコラーゲンの両方を摂らなければならないのです。
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コラーゲンの摂り方
コラーゲンを摂るのに最も手っ取り早い方法はサプリメントを飲む事ですが、こういったサプリメントって価格がけっこう高いんですよね。
またサプリメントばかりに頼っていると体自身が食べた物からの栄養吸収力が衰えてしまうと言われています。
なのでコラーゲンをはじめとした栄養素は自然食品から摂るのが最も理想的と言えます。
しかしコラーゲンを多く含む食べ物といえば
「すっぽん」
「フカヒレ」
など高級食品ばかりをイメージしていませんか?
安心してください他にもコラーゲンを多く含む食材はいっぱいありますよ♪
コラーゲンを多く含む食材には次のような物があります。
手羽先
鶏軟骨
牛すじ
豚白モツ
サケ(皮ありで)
マイワシ
ブリ(皮ありで)
ウナギの蒲焼き
エビ
イカ
これらを見てみると意外と身近な食材が並んでいますよね。
特に鶏肉なんかはどの部位でもコラーゲンが多く含まれているようです。
また鶏肉といえば低カロリー、高たんぱくとして知られていて、スポーツ選手やダイエットをしている人には好んで食べられています。
あと、魚の皮と身の間にもコラーゲンが多く含まれているので、出来れば皮も食べると良いですよね。
コラーゲンと一緒に摂りたい成分
せっかくコラーゲンを多く含む食材を積極的に食べるからには出来るだけ多く吸収されたいですよね。
そんなときに一緒に摂ると効率アップ出来る成分というのが「ビタミンC」とい言われています。
ビタミンCはコラーゲンの吸収を助けてくれるばかりか、体内でコラーゲンを合成するのに欠かせない成分なのです。
ビタミンCを多く含む食材は
赤ピーマン
黄ピーマン
芽キャベツ(ゆで)
ゴーヤ(油炒め)
ブロッコリー(ゆで)
カリフラワー(ゆで)
かいわれ大根
などがあります。
こうしてみると割と庶民的な料理でコラーゲンを効率よく摂ることが出来るようですね。
最近ちょっと肌が乾燥ぎみだったり膝関節に違和感があったらコラーゲンを積極的に食べると改善するかもしれませんよ。