肺炎

マイコプラズマ肺炎って最近よく聞く病気の1つですよね。

2011年から2012年に大流行した微生物によって引き起こされる肺炎のこと。

患者の多くは小児で、時に大人にもかかることがあります。

肺炎球菌などの一般的な肺炎との違いは潜伏期間。

そこで今回はマイコプラズマ肺炎の潜伏期間について見ていきます。

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マイコプラズマ肺炎って潜伏期間はどのくらいなの?肺炎球菌との違いは?

潜伏期間

潜伏期間ってそもそも何のことか知っていますか?

感染症の場合に感染してすぐに症状が出るのではありません。

ほとんどがある一定の期間を経て症状として現れ始めます。

その期間をさして潜伏期間とよぶのです。

この潜伏期間の厄介なところは、例え症状はないにせよ感染のリスクは発症後とさほど変わらないことが多いということ。

ですから自覚なしに人にうつしてしまっていることがあるんです。

例えば身近な家族はもちろん、集団生活の中で集団感染してしまいやすいのも、こういった理由があります。

そしてマイコプラズマ肺炎の潜伏期間はどのくらいなのかということですが、だいたい2週間から3週間と言われています。

かなり長いです。

ちなみに肺炎の中で最も多いとされる肺炎球菌の場合は数日。

マイコプラズマ肺炎が流行ってしまうのも納得ですよね。

ちなみにですが、マイコプラズマ肺炎は一年を通じてかかる恐れのある病気なので油断は禁物。

しかも症状が風邪とよく似ています。

風邪の場合、特に対策もなく過ごしている人も多いですが、もしかしたら…と思ったら受診をしましょう。

マイコプラズマ肺炎の特徴的な症状は乾いた咳です。

もしも咳だけ長引く、あるいは激しい場合には疑ったほうが良いかもしれませんね。

 

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マイコプラズマ肺炎の感染経路は?

上気道と下気道の構造

マイコプラズマ肺炎は咳が特にひどくなることが多い病気です。

小さい子供が夜中に咳が止まらずに眠れないと本当に可哀想ですよね。

しかもこの病気は一度で抗体ができても一生は続きませんから、再感染のリスクも多いのが厄介なもの。

家族やお友達に広めてしまわないためにも対策が必要でしょう。

そのためにはまず感染経路を知ることが大切です。

1つ目が飛沫感染。

くしゃみや咳などで感染することです。

流行時期はマスクは必須です。

次に接触感染。

病原体を触ってそのまま口や鼻を触ると、それが原因で感染します。

感染者と濃厚接触はもちろん、できれば寝室を別にしたりと工夫が必要です。

また外出先での共有施設などでは、いろんな人がいろんな所に触れています。

中には感染者もいる可能性だって多いにあるわけです。

ですから帰宅後はもちろん食事の前もしっかり手洗いをしましょう。

ちなみにこれは余談ですが、正しい手洗いの方法は知っていますか?

石鹸をしっかり泡だて手の甲、つめ先、爪の間に指の間もしっかり洗います。

そして忘れがちな手首もしっかり洗います。

すすぎをしっかりやったら、乾かすというのもポイント。

いつもならささっと終わらせてしまうものですが、流行の時期は特に意識的に念入りに行ってみてください。

まとめ

マイコプラズマ肺炎は風邪とよく似ているので見逃されやすいですが、普通の風邪とちょっと違うなと思えば疑うべき。

必ず受診が必要です。

また小さな子供の場合は登園なんかは悩む所ですが、まずは医師の指示に従い、それぞれの園に確認をとってから再び登園ということになるでしょう。

共働き世帯も増えていますから、長々と休ませるのは難しいかもしれませんが、マスクを着用させるなど最低限のマナーは守るというのが大切ですね。

子供でマスクが嫌いな子でもキャラクターのマスクだと喜んでつけてくれる場合もあります。

工夫をしてみてください。