睡眠障害

睡眠は私たちが生きる上での基盤の一つ。

そのため睡眠でトラブルが続くと体調が崩れてしまう大きな要因になってしまいます。

たしかに誰でも疲れた時などは寝ても疲れが取れないと感じたり、なんだか眠れないなと感じる夜はあるものです。

ただそれが習慣になってしまうと睡眠障害といって深刻な問題に変わってきます。

今回はそこで睡眠障害に陥った場合の治療法とまた入院の必要性などを見ていきます。

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睡眠障害ってどんな風に治療をするの?入院は?

睡眠障害で入院

まず睡眠障害と一口に言ってもいろんな種類で分けることができます。

例えば不眠症であったり、うつ病アルコール依存症によるもの、また睡眠時無呼吸症候群認知症患者の不眠などなど原因も症状も人それぞれというのが睡眠障害の大きな特徴と言えるかもしれません。

症状もまたいろんな種類があります。

寝つきが悪い入眠障害、睡眠時間は取れているのに疲れが取れない熟睡障害、夜中に目が覚めてしまう中途覚醒、朝の目覚めが早朝という早朝覚醒、また特別疲れている自覚がないのに日中でも強烈な眠気が襲う過眠症などあります。

そのため治療法も多様です。

まず抗不安剤睡眠剤などが処方されます。

何よりも最初に睡眠時間の確保が大切。

薬を飲みながら原因に働きかけるのが一般的です。

また精神的理由から眠れない場合はカウンセリングが必要です。

ストレスの原因を探り解決策を一緒に考え、結果的にストレスの軽減につながるような治療がなされます。

不眠とストレスは切っても切り離せないもの。

眠れないという人の多くの人が精神的悩みをかかえています。

眠れる習慣を習得

次に認知行動療法。

ここでは睡眠に関する間違った知識を改めることで眠りにつきやすい習慣などを習得して行くのが目的です。

自分が何気なくしている習慣の中には安眠を妨げるものが隠されていることもあります。

また眠るための環境が整えられているかも大切です。

ちょっとしたところを変えるだけでぐっすり眠れるようになったりもするので案外効果はあるのがこの治療のメリットです。

他にも聞いたことがないかもしれませんが、高照度光療法といって、高照度光を用いて体内時計のズレを解消する方法もあります。

ちなみに入院の有無は病院や患者さんの不眠の原因などで変わります。

例えば睡眠専門外来などではポリグラフ検査などが受けられるので入院で詳しい検査をすることはあります。

ポリグラフ検査をするとその人の睡眠の流れや傾向がわかるのでその後の治療がより適切に勧められるメリットがあります。

ただこのような検査ができる病院は日本でもわずか。

見つけること自体難しいのが現状です。

 

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入院して行うポリグラフ検査とはどんなもの?

睡眠障害のポリグラフ検査

ポリグラフ検査は特別な脳波を測定できる装置を使って行われます。

この装置、脳波だけでなく眼球運動や心電図、いびきなどありとあらゆる情報を一晩で集めることができるので、なかなか診断が難しい睡眠時無呼吸症候群なんかの診断も可能になる優れものです。

さらにはビデオ撮影も行われる場合もあり、寝相などもわかるようになっています。

寝ているときは自分の体がどのように動いていて、自分はどんな様子で寝ているのかというのがわかりません。

ですがこの検査では医師だけでなく自分もそれを確認できるようになっているのです。

ちなみにこの検査、受けると保険診療の適用ではあるものの数万円かかります。

安い検査ではないので事前に費用についてはよく話を聞いておくことをお勧めします。

まとめ

睡眠のトラブルはなかなか厄介なものでもちろん今の自分の不調に繋がることは明らかですが、将来的に見てもいろんなリスクを高めてしまう要因となります。

確かに不眠くらいで治療に通うのは面倒という人も多いでしょう。

しかし不眠は単に眠れないというだけでなく自分でも気付かないようなもっと他の原因だって隠されていることもあるんです。

早めにいっておけばよかった…と後で後悔のないよう早めの対策をお勧めします。