ご飯とパン

ダイエットをするのによく聞かれるのが「朝食で太り易いのはご飯?パン?」ですよね。

ご飯もパンもカロリーではさほど差はありませんが、今やダイエットでカロリーだけに重点を置くのは危険なことであることも常識になっています。

現在のダイエットは基本的にカロリーよりも「何時、何を、どうやって食べるか」になっています。

ここではダイエット中の朝食にご飯とパンのどちらを食べるかに焦点を当てて考えてみましょう

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ご飯の方が痩せやすい

一口にご飯とパンの朝食と言っても何を一緒に食べるかで変わってきますよね。

ある調査で一般的な朝食におけるメニューで比較したものがあります。

そのメニューは以下の通り

ご飯の朝食: ご飯、味噌汁、焼き魚、ほうれん草のおひたし

パンの朝食: ロールパン2個、目玉焼き、ウィンナー、レタス、ヨーグルト

このメニューを見る限りどちらも栄養バランスがとれていて、たいして差は無いように感じてしまいます。

しかしダイエットをするのにどちらが効果的かといえばズバリ「ご飯」です。

パンの朝食は油分が多い

パン職の場合にはだいたい決まって目玉焼きやウィンナー、ベーコンのようなおかずの組み合わせですが、コレを調理する時に必ず使われるのが「油」ですよね。

またパン食にはバターやジャムが使われますから糖質や脂質の摂取量も増えてしまいます。

ダイエットになるべく控えたい「油」「糖質」「脂質」が全て増えてしまうことになります。

またパン食は組まれているおかずが同じパターンになり易く、栄養バランスの観点からは一時的にはよくても、数カ月単位という長期で考えると偏ってしまいます。

代謝をアップして痩せやすい体質にするには栄養バランスを良くすることは重要なポイントですから出来るだけ多くの種類の栄養素を摂る必要があります。

そう考えるとパンの朝食はダイエットには不向きと言えます。

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パンは消化スピードが早い

お店で売っているような一般的なパンは小麦粉を使用していますよね。

小麦粉は非常に細かくしたものを使いますが、それに比べてコメはそのまま粒として炊いています。

粉と粒では消化のスピードが全然違ってきます。

つまり小麦を粉にして使用しているパンの方が格段に消化スピードが早いのです。

速いということはそれだけ空腹感が早まることになり昼食までに間食をしたり食べ過ぎたりします。

その点朝食にご飯を食べると昼間で空腹感を感じることが無いため間食の必要が無く、昼食も食べ過ぎたりすることが無くなります。

朝食のパンは吸収されやすい

朝食は前の夕食から10時間前後経っていることが多いですが、これだけ時間が空けば胃腸も奇麗に空っぽになっています。

さらに睡眠中にしっかりと休んで傷ついた細胞もしっかりと修復されているため食べたものを消化吸収する準備万端となっています。

つまり朝食は食べたものを消化吸収されやすくなっているのです。

そこへ持ってきて吸収されやすいパンや、糖質や脂質の多いおかずの組み合わせで運ばれてきたとしたらダイエットで控えたい栄養素をしっかり吸収してしまいます。

朝食はご飯の方が痩せやすい

以上ダイエットの朝食におススメなのはご飯ということになりますが、実際のアンケート調査でもダイエットにはご飯の方が効果的という数値が出ています。

BMIが25以上の人の朝食は、ご飯という人が18%に対して、BMIが22以下の人は朝食にご飯を食べているという人が67%もいたとされています。

やはり痩せたいのであればパンよりもご飯というのは明白のようですね。