キラーストレス

先日NHKスペシャルで「キラーストレス」について特集を組んでいましたが観られましたか?

私も初めて聞く言葉で、ちょっと気になり番組を観てみましたが、何やら怖~いお話のようで・・・

そんな「キラーストレス」に立ち向かうべく様々な視点からメカニズムと対処法を紹介していました。

その番組内容とは・・・

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ストレスが命を脅かす

ストレスが健康に大きく関与していることは当ブログでも何度か書いてきましたが、今や激動の社会の中で生きている私たちには物凄いストレスを受けていると言われています。

ある調査では仕事でストレスを感じている人は80%を超えるといわれ、ストレスが原因でうつ病を発症したり、自殺にまで追い込まれたりすることもあり事は深刻になっているようです。

私も2年前に家庭内のトラブルでうつ病になりかけたことがあります。

トラブルが発覚してからは夜眠れなくなり、64キロあった体重が1カ月で59キロまで激減しました。

当時の私は常にイライラして将来の不安と絶望の中何とか生きていましたが、正直死にたくなったこともあります。

そんなときって脈拍が異常に早くなるんですよね。

番組によると、これは自律神経の交感神経が刺激されて脈拍が早くなって血圧が高くなり、血管が破裂することもあるとか。

ストレスで脳出血を起こすことが多いそうですがこうしたことが原因なんだそうです。

自ら体験した「キラーストレス」ですから事の重大さは身にしみて理解しています。

学校や企業もストレス対応に取り組んでいる

こうしたことを放置しておいてはいけないと、今や学校や名だたる企業もストレスをいかにして解消するかを取り組むようになったそうです。

また刑務所や宇宙ステーションでもこうしたキラーストレスに取り組んでいるそうで、実際に国際宇宙ステーションに滞在したことがある宇宙飛行士も自らのストレス解消法を紹介していました。

NASAでも今後火星への有人探査に向けても片道8カ月といった長期間の滞在に受けるストレスをどうやって解消するのかも研究されているそうですよ。

 

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ストレスを緩和する「コーピング」

番組内で紹介されていたストレスを緩和する方法として注目なのが「コーピング」

ストレスを感じた時にどうやったら気分が軽くなるのかを出来るだけ書きだしておき、自分に合ったストレス緩和方法を探すというもの。

ちょっとしたことでもかまいません。

たとえば

ウォーキングする
アクション映画を観る
カラオケに行く
初恋の相手を思い出す
よく笑う
星を観る
宝くじが当たった時の妄想
・・・

等々

その中から、こんな時にはコレ、あんなときにはアレ・・・といった具合にいろいろ試してみて自分に一番合った方法を探してみることだといいます。

つまりこれまで気づかなかった自分を観察して、もし傷ついたらその“心の傷に合ったバンソウコウ”で優しく包んであげるということですね。

「マインドフルネス」

「コーピング」の他にもう一つ紹介されていたのが「マインドフルネス」です。

目を瞑って呼吸を整え、雑念や感情をコントロールする、いわば瞑想のようなもので、やってみるとこれまでに無い違った感覚に浸れるとか。

この方法は実際にうつ病の治療に利用されているそうですよ。

詳しくはこちら:スペシャル「キラーストレス」

社会も相手を理解したうえで対応する

これは私がテレビ番組を観ていて感心したものですが・・・

以前某テレビ番組の特集で放送していたものでですが、社員を猿に例えてタイプを4つに分けて、そのタイプ別に対処して業績をアップさせているといった内容でした。

4つのタイプとは次のように分けられていました。

チンパンジータイプ
追究・成果を求め、感情を出す
何事にも積極的で、直感を信じて前進するので、リーダー向き

ゴリラタイプ
安定を求め、感情を出さない
辛抱強く地道で細かい作業に向く

オランウータンタイプ
感情は出さず、追究・成果を求める
論理的で分析好き、いつも冷静で納得するまで仕事をする

ボノボタイプ
感情を出しながら安定を求める
お話好きなので接客向き

こうして分けられたタイプが分かるように胸に表示して、部下も上司もお互いに相手を理解して対応するといいます。

私はこの取り組みを素晴らしいと思ったのは、これなら社員全員が過剰なストレスを溜めることなく業務がこなせると感じたからです。

というのは私も過去に小さな会社を経営していたことがあり、社員を5人使った経験があったからです。

しかし人を使うということが分かっていなかった私は、仕事の覚えが悪い社員に対して厳しく叱ったりして、結局全員ものにすることができませんでした。

リーマンショックもあり会社は廃業してしまいましたが、今思えば社員をタイプ別に対応していればまた違った展開があったと思っています。

昔と違って今はいかにしてストレスをコントロールできるかがキーポイントになっているような気がしてきました。