便秘は多くの人の悩みの一つですが、個人差が多いのが特徴です。
例えば便秘なんてしたことがないという人もいれば、腹痛に至るまで便秘に悩まされる人もいます。
便秘と無縁の人にとっては、たかが便秘と思うかもしれませんが、実は便秘は油断していると危険なケースがあります。
例えば下痢や吐き気を伴う場合。
そこで今回はこれらの症状の原因についてみて行きます。
便秘と下痢が繰り返される場合
便秘というとなかなか排便に至らずに腸の中で便が詰まっている状態。
しかも時間が経てば経つほど便の水分は奪われるので余計に出にくくなります。
そのため便秘の時はたいがい便が硬くなってしまっています。
しかし中には便秘が解消されると今度は便が柔らかくなり下してしまう場合があります。
このように便秘と下痢を繰り返すのにはいくつか理由があります。
まず多いのが過敏性腸症候群。
ストレスによって起きる病気です。
例えば人前で話す時などちょっとした緊張なんかが原因になったりもするのが特徴です。
次に考えられるのが腸のねじれ。
ちょっと怖い感じもしますが実は日本人の8割程度が腸管形態異常とされており、珍しくはありません。
便秘になると腸が水分を分泌し改善しようとするのですが、結果的にそれが下痢の原因になっているというパターンです。
またこれは少し深刻なケースですが、大腸ガンというのも否定はできません。
例えば便秘、下痢の他に血便などがみられる場合は要注意。
すぐに受診をお勧めします。
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便秘によって吐き気が起きる場合
便秘になるといろんな症状がみられますが、下痢と同じく気をつけたいのが吐き気。
便秘で吐き気なんてあまりピンとこないかもしれませんね。
原因としては便秘になっているということは腸に食べたもののカスが溜まっているということですから、体がこれ以上ゴミをためておけないということで身体からSOSを出していることが考えられます。
他には溜まった便から腐敗ガスが発生し、それが吐き気の原因になっていることもあります。
他にも腹痛やめまい、肌荒れ、むくみや冷えなんかも腐敗ガスが原因でおきます。
ではもし便秘で吐き気がしてきた場合にどうすべきか…
まず吐き気があったら我慢せず吐いた方が楽になります。
そしてしばらくは食事は控えるべきでしょう。
食べてもまた吐き気が襲ってくるだけ。
便秘が解消されれば吐き気も無くなるのでとにかく便秘解消が最優先事項です。
ただし水分補給だけは忘れないようにしてください。
例えばツボ押しなんかはお勧めです。
簡単にでき、しかもどこでも行うことができるので手頃です。
ただ即効性があるかというと必ずしもそうではないので、お試し程度にやってみてください。
梅干しで排便を促す
次に梅干しを口に含んでみてください。
梅干しにはクエン酸がたくさん含まれています。
このクエン酸が腸内環境を整え、そして排便を促します。
吐き気があるうちはあまり食事はできませんが、梅干しなら食べられそうですよね。
よくつわりなんかで梅干しを食べると良いなんて聞きますが、それもこういった理由があるのです。
またそれでも辛い時にはやはり受診をしましょう。
吐き気が一時的におさまっても便秘しやすい体質を変えなければ意味がありません。
いずれにせよ一度専門医に相談すべきです。
まとめ
便秘は単に便が出ないというだけでなく、他にもいろんな症状がみられるもの。
放っておけば置くほどどんどん便は硬くなり出づらくなます。
つまり状況は深刻になるだけです。
そうならないためにも便秘といえど早めに何か対策を取るようにしたいですね。
一度自分の生活習慣を見直しつつ、ひどい時は受診も視野に入れていきましょう。