生理痛がひどくて鎮痛剤を服用した経験は女性であれば誰しもあることでしょう。
いつどこで痛みが出て来るかわからないために常に薬を携帯している人も多いのでは?
例えばお酒を飲んでいる席で急に腹痛に襲われ、薬を飲みなんていう場面もあるかもしれません。
そんな時に気になるのが痛み止めの薬とアルコールの同時摂取は良いのかということ。
そこで今回は生理の時の薬はアルコールで飲んでも良いか、またアルコールが生理時に与える影響なども見て行きます。
生理痛の薬、お酒で飲むのはNG?前後もだめ?
まず薬全般に言えることですが、水で服用するのが基本です。
お酒を飲んでいる時だと、そのまま一緒に服用してしまう人もいますがこれは絶対にやめましょう。
というにも効き目がなくなる可能性があると同時に逆に効き目が出すぎる場合もあるのです。
そのためショック症状などの危険な副作用が出てしまうことがあります。
ちなみに水なしよりも水で飲んだ方が効き目は早いです。
またお酒を飲んだ後、あるいは前に薬を服用するのも控えましょう。
というのも薬は胃に影響をもたらすものも多く、それにアルコールが加われば胃もたれなどの症状は重くなってしまいます。
中には胃炎になったり、あるいは胃に穴が開いてしまうまでに至るケースも…
特に飲酒前の服用は危険です。
頭痛や吐き気、また息苦しくなったり、目が回るなどの症状が起きることもあります。
薬を飲んだらしばらくはお酒は飲まないのが基本です。
そして飲酒後の場合は6時間以上は開けてからの服用が望ましいでしょう。
アルコールがある程度抜けてではないと危険です。
ただもしもお酒を飲んだ後に、痛みがひどくて薬を頼りたいという場合には水分補給をこまめに摂ってまずは体内のアルコールを薄めましょう。
また利尿作用のある飲み物やウコンなどでアルコール分解を早めるというにも一つの手です。
ちなみにこれはやめてほしいというのはゆっくりと湯船に浸かること。
冷えは生理痛にとって大敵なのですが、飲酒の後は話が別。
血行促進につながり、結果的に酔いやすくなります。
早く痛み止めを服用したいなら温めすぎないというのもポイントですね。
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生理の時はそもそも飲酒は控えるべき?
生理痛の薬とアルコールの同時摂取は控えるべきだということはわかったかと思いますが、実はそもそも生理の時にアルコールを摂取すること自体控えるべきだとも言えます。
なぜかというとまず出血量が増えてしまうというのが挙げられます。
理由はアルコールによって子宮内膜の血管が拡張してしまうからです。
もともと生理の時の経血は子宮内膜の表面部分が剥がれ落ちたもの。
子宮内膜の血管が拡張して仕舞えば当然出血も増えてしまうわけです。
また悪酔いの原因ともなると言われています。
というのも生理中はホルモンの影響で体の機能は低下しています。
普段よりアルコール分解に時間がかかるためにいつも通りに飲んでしまうと酔ってしまう可能性が高いのです。
他には種類によって身体を冷やすので、生理時の腹痛なんかはひどくなる可能性が高いです。
お酒は付き合いで飲むことも多いのでなかなか生理だからと言って断るのは難しいと言えば難しいもの。
しかし量を減らしたりと自分で調節することは出来ますよね。
無理のない範囲でお酒と生理痛とうまく付き合って行きたいですね。
まとめ
お酒がもともと大好きな人、また仕事柄お酒を飲む機会が多い人などの場合はなかなか生理の時でも飲酒はやめられないかもしれません。
ただこれまで大丈夫であったとしても薬とアルコールを一緒に飲むのは危険です。
体調などでも副作用の出方はかなり変わるものです。
自己判断はせず、しっかり用法を守って服用をするようにしましょうね。